合掌 千葉花見川道院のホームページをご覧になってくださってありがとうございます。最後に投稿したのが、2023年8月になってますので2年ぶりの投稿になります。入門式の投稿をした拳士もすでに有段者に昇格しており、その後も何人か仲間が増えて楽しく道院活動に励んでます。
話は変わりますが、少林寺拳法の修練では科目表というテキストにそって練習します。この科目表で見習いから6級5級と各級に応じた基本諸法や法形を学んでいきます。先ずは礼儀作法を学んで突き方や蹴り方を習ったら法形という組手で行う練習方法を学びます。
級の最初に習う法形に流水蹴りという技があります。この法形は上段突きに対しての防御から蹴りで反撃する方法なのですが、この法形にこれから学んでいく基礎がたくさん秘められています。流水受けとは基本諸法で習った反身と振身と屈身の併用による体捌きに特化した防御法です。
ある程度慣れてきたら、よく門下生や部活生たちに足は動かしていいのか?又は転身蹴りと何が違うのか?と質問を受けますが、転身蹴りは運歩による移動が主で流水蹴りは体捌きが主です。また転身蹴りは両足移動しますが、流水蹴りは片足のみ反撃に使う蹴り足の逆の足だけを足幅分ほど外に動かし蹴り足は元の位置に残します。
指導してて人それぞれですが、素直に正確に学ぼうとする拳士だけでなく、この方が速く反撃できる。上段突きならこれだけで十分など基礎を重視せずに簡潔さや合理性をもとめるためなのか、中途半端な転身蹴りや待ち蹴りで解決したつもりで流水蹴りを浅く練習して転身蹴りや上受蹴りに進みたがる拳士もいます。
少林寺拳法はいたずらに先に攻撃を仕掛ける技ではなく、護身術として防御から転じて反撃します。なので体捌きが主で上受けや内受け下受けなどの手の受け方は体捌きの動作に応じて変化します。それ故に体捌きの動作をしっかり学んでからでないと体捌きを疎かにしては内受突きや上受突きも正しく行えません。
科目表で流水蹴りを最初に学ぶ所以は先ず体捌きをしっかりと覚えなさいということなのです。実際に乱捕などで流水蹴りを成立させることは難しく、上段なのか中段なのか、突きなのか蹴りなのか判断して動くので転身蹴りの方が使う頻度は高くなります。そういった意味で先に法形は練習方法と述べましたが、実戦で使える使えないということが論点ではなく、あくまで流水蹴りは体捌きを学ぶための練習方法です。
最後になりますが、この方が速い、この方が動きやすいと工夫することは大切ですが、それは基本ができてからの話です。基本ができてからの工夫は応用になりますが、できないままで工夫すれば我流です。



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